チケットが余り過ぎていて困っているという状態であった平昌オリンピックでしたが、男子フィギュアスケートは例外中の例外で、相当厳しいものになると思ってました。
公式チケット販売、公式旅行代理店観戦ツアー、非公式旅行代理店観戦ツアーなどの抽選で全滅。
一度は諦めて、ロシアW杯遠征手配に集中しようとしていました。
そんな中、「えー、今まで遠征を続けて応援してきたのに。今回こそ行くべきでしょ!」との友人の後押しを受け、2月に入ってから、急遽、ダメ元で手配を開始。
そしたら、ゆづ友コネクションから、チケットを公式から直前に放出されたAカテゴリーの席を取り直した人がいらして、Bカテゴリーのチケットを譲り受けることができましたー(^^♪
当初から「オリンピックでも最終的には、行きたい人は全員行ける。」と言われていた通り、「行きたい!」を突き通せば行けるもんなんですねw
そんな現地観戦を会場の大興奮の様子を簡単にまとめました。
江陵アイスアリーナ
会場 | 江陵アイスアリーナ(Gangneung Ice Arena) |
最寄駅 | 江陵駅 タクシー約8分 江陵高速バスターミナル・江陵市外バスターミナル タクシー約11分 |
収容人数 | 最大12,000人 |
開場 | 2016年12月 |
住所 | 江原道 江陵市 校洞 468-42 |
電話 | +82 33 350 3817 |
平昌オリンピックのフィギュアスケートの会場となった江陵アイスアリーナの収容人数は12,000人。
地下2階、地上4階建て。
代々木より少し大きい位な感じですかね?前年に行われた四大陸選手権を観戦に行った人達から聞いていた通り、Bカテゴリーの私の席からもとても見やすい会場でした。
スタンドの席に数時間座っていても、それほど冷え込むこともなく、席の列の段差も急だったので、階段の上り下りには苦労しましたけど、前の人の頭が邪魔で観難いということもなかったです。
氷の質も良いと選手達からの評判も良く、羽生さんは、
「カナダと似ている。非常に滑りやすい温度だし、氷の状態も非常に良かった」
と言っていました。
スタンドの観客の様子ですが、通常のフィギュア観戦組とオリンピック観戦組が入り混じっていたせいもあってか、いつものフィギュアの試合の雰囲気よりはかなり緩ーい感じでした。
でも、一つ、さすがオリンピックでレベルが違うなーと感じたのが会場の音響です。これまでの大会の中でも最高の音響だったと思います。
2/17(金)男子ショート
17日の男子ショートの前の公式練習は、会場へ着いたのがギリギリだった上に、あちこち写真を撮りまくってしまっていたせいもあってか間に合わず、いきなり試合観戦スタート。
私はTV観戦時には煽りの解説に乗せられて酷く緊張してしまうことが多いんですけど、現地観戦時にはそんなことはなくとても冷製に観ていられる方なんですが、さすがにこの時は心臓バクバクでカメラを握る手も汗びっしょりでした。
前日、空港に到着時のとても落ち着いた雰囲気で余裕が見られた記者会見の様子から、もう怪我も良くなって、準備万端なんだなって勝手に解釈してましたが、まさか棄権をも考えていたほど満身創痍でギリギリの状態で臨んでいたとは。
結果はご存知の通りで、羽生さんがトップ、それにハビエル、昌磨が続きました。
羽生さんが暫定1位だったのには安堵しましたけど、それ以上に羽生さんの次に演技したネイサン・チェンが大自爆に終わって、なんと想像を超える17位(82.27)という順位になってしまったことが大ショックで、会場を出るまで少し放心状態でした。
あと、このショートで成績が振るわずフリーに進めなかったデニス・テン選手などの演技も観れて、今となってはやはり行っておいて良かった大会になりました。
ショート後の会見にて羽生さん:
「スケートを滑る幸せな感じ、久しぶりに味わいました。とにかくやることはやった。得点とかではなく、できることはやった」
2/18(土)男子公式練習
男子フリーの当日は、前日の失敗を生かして、バスが会場付近に到着したと同時に猛ダッシュでチケット&セキュリティチェックを抜け、一番遠くにあった江陵アイスアリーナまで猛ダッシュ。
そのおかげで、羽生さんのグループの公式練習(8:35-9:05)が観れましたー(^^♪
スタンドの観客の入りは、やはり時間が早いこともあり約3分の1弱位でした。
ショートでの復活劇の後、フリーでは4回転ループを入れるかどうか!?が見物っていうメディアの流れもあったようですけど、公式練習ではその4回転ループは飛ばず。
「この時点では無理にループを入れなくても、他で完璧を目指せば勝てる勝てる!」と思いながら静かに見学しておりました。
2/18(土)男子フリー
注目の4回転ジャンプは、サルコーとトゥール―プの2種類のみで、ループは回避。
痛み止めの注射を打ちながら、ミスを最小限にした気迫ある演技。
本当に良かった。
安堵、安堵。
ソチから平昌まで、本当にお疲れさまでした(^^♪
最初のジャンプで転倒したときは、私も本当に焦った(-_-;)
前日のショートに引き続き、この日も大緊張の中なんとかカメラを汗だくの手で握りしめながらの観戦。
羽生さんオリンピック2連覇、昌磨が銀メダルで日本選手が1・2フィニッシュ、そして羽生さんの盟友ハビエルが銅メダルという最高の結果で終わりました。
ショートで17位だったネイサンも、フリーではほぼパーフェクトという凄まじい演技を見せ、なーんと5位まで上がってきてくれたことも嬉しかったです。
フラワーセレモニー
試合後、しばらくしたらフラワーセレモニーが始まりました。
帰りの足の都合で、平昌でのメダルセレモニーを見学する予定がなかった私にとっては、このフラワーセレモニーが観れたことは本当に有難かったです。
やはりメダルセレモニーを見学するには江陵にホテルを取ってないと無理。
やはり、羽生さんの大本命の試合でもあった平昌オリンピックを、試合の空気を感じられる現地で観戦できたことは本当に胸熱な貴重な体験になりました。
ここ数年、できる限り現地で羽生さんを応援してきた自分の総決算にもなった良い筋目、良い区切りになりました。
これで今後の応援も、また新たなスタートを切ることができますから。
教訓:オリンピック観戦は、最後まで諦めなければ絶対行ける!
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