ロシアW杯観戦旅行の際、偶然、W杯当時としては「適正」に思えた価格で取れたミニホテルを、荷物置き場兼休憩所として利用しました。
ミニホテルとはロシアのB&Bで、ホテル側の義務である滞在登録手続きの作業もちゃんとしてもらえるところがAirbnbとは違います。
W杯時でどこのホテルも満室か数倍以上の料金に高騰していた中でも、「市内中心部、駅近、個室、階段なし」という条件で約一泊¥3,000。
W杯当時では「適正過ぎる」価格。
現在、このときお世話になったミニホテルは営業していませんが、今回はロシアによくある格安なミニホテルの荷物置き場&休憩所としての利用法についてレビューします。
荷物預かり所としてのポイント
荷物置き場兼休憩所として利用したミニホテルは、地下鉄3号線のバウマンスカヤ駅から徒歩10分の「ミニホテル バウマンスカヤ(Mini hotel Baymanskaya)」でした。
現在は営業していないようなのでホテルの詳細は記載しませんが、乗換えが多いので普通のモスクワ一見さんは利用しない駅かと。
ドモジェドヴォ空港からアエロエクスプレスでパヴァレツキー駅に、そのまま地下鉄5号線のパヴァレツカヤ駅からクルースカヤ駅、そして3号線に乗り換える必要がありました。
主要駅から乗換えがない駅付近
パヴァレツキー駅から地下鉄5号線のパヴァレツカヤ駅に移動して、クルースカヤ駅まで来たところまでは良かったんです。
でも、そこから3号線のホームまでがこれまた遠くて、階段の上り下りが多いし、ひたすらコンコースを歩く距離が半端なく、直行便でモスクワ入りした甲斐もなく、あっという間にボロボロになりました^^;
途中、荷物を運ぶのを手伝ってくれるような人は、欧米とは違いかなり少ないので(でも東京よりはいる)期待しない方が良いです。
3号線に乗り換え。
ちなみに、2017年10月にフィギュアスケートのGPシリーズを観戦に来たときは地下鉄の路線表示はキリル文字だけだったので、どこにいくにも大変だったのですが、さすがW杯。
ちゃんとアルファベット表記がされていて、ほんと便利になっていました。
駅構内や車内は、地元の人と世界中からのW杯観戦者でかなりの込み具合でした。
やっとこさバウマンスカヤ駅に到着。
このように今回は乗り換えが事前調べより大変で大失敗しました^^;
<strong>中継拠点の荷物置き場&休憩所のポイント</strong>
アエロエクスプレスの発着駅から1本で行ける駅付近
主要ターミナル駅から1本で行ける駅付近
バウマンスカヤ駅の出口から表の通りに出ました。
駅の真ん前には大きなスーパー、カフェ、ファストフードなどが入った便利なビルがありました。
駅前の左手に。
ミニホテルの大体の位置は事前にGoogleで調べていました。
ですがロシアの場合、目印になるお店や施設などの看板がなかったり、目立たないことも多いので、上手く見つけられるか心配でした。
しばらく進むと、事前の調査通り、左手にセルフ式のお手軽ロシア料理店のカフェ・ムームーがあったのでホッと一安心。
ちなみに、こちらのカフェ・ムームーには両替所も併設されていて便利でした。
一つ信号を渡り、またしばらく歩くとGoogle Earthで事前に確認していた目印になる建物を発見。
そうそう、この建物の横を入るんです!(安堵)
駅近でも目印になる建物がなかったり、わかりにくい場合も多いので、事前にGoogle マップやGoogle ストリートビューで確認しておくと安心です。
滞在登録手続きに慣れている
通りの裏手に入ったところにミニホテル バウマンスカヤがありました。
看板などもないし、ショボくて、怪しげw
頑丈なドアは呼び鈴で開けてもらいます。
チェックイン後に渡してもらった部屋の鍵を、このドアのカギ穴っぽいところにかざすとセンサーが反応してドアの鍵が開きます。
一人で一生懸命掃除中だった受付の女性が、慣れた様子で難なくスマホの翻訳アプリを使いながら、チェックインとロシアに3日以上滞在時に必須な滞在登録(レジストレーション)手続きの準備をしてくれました。
この点、Airbnbでアパートを借りた人などの話を聞くと、この登録をアパートの所有者に頼んだら断られたり、追加料金を請求されたり、登録に突き合わされ半日潰れたなど、この手続きに慣れていない宿に泊まるより、慣れている宿を選ぶことも大事だと思いました。
鍵付きの個室一択
このミニホテルで予約したシングルルーム(1泊約¥3,000)の様子は下記の通りです。
ロシアの他のミニホテルでも同じような感じかと。
- Booking.comの画像ではTVもあったのですが、W杯の時期だけだったのかどうなのかわかりませんがありませんでしたw
- ベッドの寝心地はイマイチな感じでしたが、仮眠には十分かなという感じでした。
- ベット横のチェストの一段目に鍵がかかるので、セキュリティボックス代わりになります。
- 部屋のコンセントは2つだけ(たこ足を持って行けば問題なし)
- クローゼットはないけど、ハンガー掛けはあり。
- 大きなチェスト、ソファあり。
- 裏にはに面して、大きく開く窓があり。
- 冷房なし(当時40度近くの猛暑だったので窓全開にしてましたが、地獄でした)
- スーツケース1つを広げて荷物整理出来るくらいの広さ。
- 無料Wi-Fiはサクサク。
安宿のチョイスとしてはAirbnbのほか、ホステルなどもありますが、宿泊はしないけど、安心して荷物保管所と休憩所として使いたいことを考えると、もう少し費用負担してもミニホテルの個室一択でした。
空調が無かった以外はなかなか居心地は意外と良く、このまま泊まってもいいかなと思ったほどでした。
- 共有キッチン(レンジ、コンロ、食器、湯沸かし器)
- トイレ 2部屋(かなり広い)
- シャワールーム(ボックスなので狭い) 1つ
- スリッパは貰えます。
- ドライヤーは貸して貰えます。
- シャンプー&コンディショナーセットも貰えます。
日本代表対コロンビア代表戦があったサランスクから戻った朝、「あなたのよ」とキッチンに用意されていた朝食。
実際、泊まらない利用だけでサッサとチェックアウトしてしまった私に、受付にいた運営者の女性はちょっとビックリしてました。
まとめ
ロシアW杯の時期だったため1泊3,000円でしたが、普段はもっとお安いレートで使いやすいミニホテル。
ホテルの治安もホステルやAirbnbなどより安心できるし、滞在登録手続きもスムースです。
節約旅行にぴったりなミニホテルですが、今回のようにモスクワを拠点としてロシア各地に旅行する際の拠点として、大きな荷物を置いておいたり、休憩部屋として利用する方法もおすすめです。
また、今回ほんの少しだけ利用したバウマンスカヤ駅周辺ですが、主要駅から乗り換えはありますが、飲食店、スーパー、カフェ、両替所なども揃っている下町の雰囲気がある便利な街で気に入ってしまいました。
次回のモスクワ旅行時にでもまた寄ってみようと思います。
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