レディング(Reading)はヒースロー空港から直通の高速バスで約40分ほど、ロンドン市内から電車で約30分ほどの距離にあります。
そのレディングの会場であるヘキサゴン(THE HEXAGON)の周辺の様子と、イレイジャーのライブ観戦レビューです。
今後の海外ライブ遠征、海外一人旅のご参考にしていただけたら幸いです。
レディングのハイストリート
レディングはロンドンから約60㎞、電車で約30分、人口約15万人のとても小さな街です。
音楽ファンにとっては、毎年、8月に開催される夏フェス「レディング・フェスティバル」の開催される場所としても有名です。
そんなロンドンのベッドタウンでもあるレディングのハイストリートは、普段の日中でもシャッターが閉まったお店が多く、 ちょっと寂れた感がありました。
ペンタホテル・レディング
レディングのハイストリートを会場方面に少し進むと、ペンタホテル・レディング(Pentahotel Reading)というホテルが見えてきます。
このホテルの裏がライブ会場のヘキサゴンなので、ライブの帰りが遅くなりそうなときは、イビスやノボテルよりはこのホテルを利用する方がおすすめです。
ライブ会場のヘキサゴン
レディング駅から15分くらい歩いたところにライブ会場のヘキサゴン(THE HEXAGON)があります。
会場 | ヘキサゴン(THE HEXAGON) |
最寄駅 | レディング駅(徒歩15分) |
収容人数 | 1,686人 |
開場 | 1977年 |
住所 | Queens Walk, Berkshire, Reading, Reading RG1 7UA イギリス |
電話 | +44 118 960 6060 |
URL | https://whatsonreading.com/hexagon/whats-on |
8角形の会場=ヘキサゴン
レディング・フェスティバルのチケット受取り場所も、このヘキサゴンのボックスオフィスになります。
ライブ前に早めに着いたら、会場入り口や楽屋口などをチェック。
開場:19:30ごろ
この日の開場時間は19:00でした。
この日はスタンディングのチケットだったので、少し早めに行って列に並ぼうと18:00過ぎに会場入口に到着したら、この通りまだ人もまばらの楽勝状態。
結局、30分位遅れて開場。
ボックスオフィスも同時に開きました。
スタンディングで良い位置を取りたい場合、ボックスオフィスでチケット受取るより、 事前にチケットを入手しておかなくてはいけません。
スタンディングの位置取り
1階のスタンディング席の入り口では、チケットと交換に、手首にリストバンドを巻いてくれます。
コートをクローク(£1)に預けて、 しっかりトイレに寄り、スタンディング開場入り口ドア前に走りました。
そしたらなんと、まだ十数人位しか並んでなくて超ラッキー!状態。
開場に入るときに、リストバンドが巻いてある腕を見せながら、 ステージ前目掛けて猛ダッシュ。
真正面じゃないけど、最前列をなんとかゲット!
ここで左右のお隣さん達と、「最前列ゲットできて良かったよね~!」とニコッと微笑みながら安堵。
この後のライブを最後まで楽しく過ごすには、 周りとのこんなコミュニケーションがとても大事だったりするのです。
会場内と最前列の様子
グッズはショーの後も売っているので、 特にスタンディングの時は、サイズの問題がある場合を除いては急いで買わなくても良いと思います。
最前列をゲットして、少し落ち着いてから後ろを向いて会場の後ろの様子を撮影。
ちょうど他のファン達がまだロービーあたりで、仲間とビール飲みながらくつろいでいる頃です。
ヘキサゴンは、収容人数約1,700人くらいの、 天井が低くて、古くて狭い会場でしたが、会場のスタッフは皆フレンドリーで、2階奥の席で観ても、ステージは近くて良く見える会場でした。
スタンディングでずっと開演を待ち続けている間、ライブ前に脱水症状対策のためか、前方のセキュリティの方々が皆にお水を配ってくれます。
前座(Fankmusik):20:00過ぎ
今回のイレイジャーのアメリカとイギリスツアーでの前座はFankmusik(フランクミュージック)でした。
エレポップに影響されてイギリスから飛び出し、ロスに渡って、 リミキサーやプロデューサーとして幅広い活動をしている26歳のイギリス人・ヴィンス・ターナーのステージネームがフランクミュージック。
数年前にはペットショップボーイズの前座もしていたり、イレイジャーの新譜 「Tomorrow's World」 のプロデュースにも抜擢。
このフランクミュージックは、イレイジャーのファンの間でも人気があるようで、なかなかの盛り上がり。
ステージが終わった後にはサインを貰いに来るファンも何人もいました。
イレイジャーのライブ:21:00過ぎ
前座が終わって30分程立った21:00すぎあたりにイレイジャー登場。
イレイジャーのライブは、実はアメリカでの学生時代に観て以来でした。
アンディ・ベルがロマネスク調のヘルメットかぶった姿で「Sono Luminos」からのスタート。
ガーゴイルとかステンドグラスとか、 今回のイメージはゴシック調。
いつものヴァレリーとエマが揃って、いつものイレイジャー。
80年代の大ヒット曲の中に、新譜からの曲を織り交ぜたバランスが良いセットリスト。
最初から会場中がシンガロングの大合唱にならないはずがなく、満足度120%だったステージ。
エレポップの天才、ヴィンス・クラーク。
見かけと違って、実はとっても面白い人なんです。
ヴィンスがアンディのベストを引き裂くという、 毎回、会場が凄いウケる演出。
写真ブレ過ぎて、ヴィンスが宇宙人みたい(笑)
往年のヒット曲と新しい曲のダンサブルなメドレーの間に、座ってアコースティックでの「Alien」。
これが一番ステキだったり。
新しいアルバムからの数曲をちょっと入れつつ、往年のヒット曲メドレーで終始盛り上げる~的な王道セットリストな本編が終了。
やはりスタンディングの最前列付近には昔からのコアのファンや身内が集まってたみたいで、ライブの途中にアンディがそれぞれの名前を読んで挨拶なんかをしていたり和気あいあい。
最前列といっても、お客さんの平均年齢的にも、もちろんモッシュや押し合い等はほとんどなく、平和な雰囲気のまま終了。
おネエスタイルなアンディがアンコールに出てきたところ。
この頭にタオルを巻いたところは、他のブログやYouTubeにも出ていないかも。
アンコールは「Oh' Lamor」と 「Stop」で大・大・大盛り上り。
11/3のセットリスト
今回のセットリストです。
最前列の近くの人がゲットしてたので、 ちょっと写させてもらいました!
ライブ終了後
楽し過ぎたギグが終わった後は、一気に寂しくなります。
ステージ前で記念撮影したり、セットリストの撮影したり、 周りのファン達と仲良くなり、一緒に写真撮ったり、一人参加でも最高に楽しめました。
最後にグッズ売り場でプログラムとTシャツ2枚を購入し、クロークへコートを取りに行き、トイレに寄ってから会場を出ました。
準備万端。
会場の横にはツアーバスが楽屋口に停まっていました。
楽屋口に行ってみたら、すでに20~30人くらいの程よい人数のファンが集まってました。
良かった~、グッズ買っておいて♪
このくらいの規模だったら、サインもらって話せたりするんですよね。
これより多くなると、握手さえも難しいことも多く…。
わ、来たっ!
大体、1時間弱待ったと思います。
11月の初旬だったので、 それほど寒くなかったので良かったです。
イレイジャーは、いつも丁寧に出待ちファンにサービスしてくれます。
特にアンディは自らサインペンを持って出てきます。
「日本にも来てね!」って行ったら、 「うん、行くよ!」と軽すぎるお返事^^
アンディちゃん、終始、丁寧に全員に目を配って、 目を合わせると、ちゃんとニコッと笑って、 各々のリクエストに応じてくれていた、心優しいおネエさんでした。
ヴィンスにも「日本にも来てよ!」って言ったら、
「う~ん、僕、東京大好きだしね、行きたいよ、行きたいんだけどね、 シンセとかセットとか全部持っていくと凄い金かかるでしょ。だから、それには東南アジアツアー組まなきゃいけないんだよね。 なにしろ遠いでしょ、日本って。」
はい、わかってたけど聞いてみました。
なのに、これまたご丁寧に正直なお答え。
結局、プロモーター次第ってことよね。
こんな話をしていたら、 ヴィンスと一緒に写真撮るの忘れてしまった(爆)
結局、2人は30分くらいあれこれサービスしてくれてました。
で、小雨の中急ぎ足で10分弱、ホテルに戻れたのは0:00 近くでした。
チケットは「viagogo」で購入
今回のイレイジャーのレディングでのチケットは、イギリスのチケット二次販売サイト「viagogo 」で購入しました。
イレイジャーの公式HPでチケット販売のずっと眺めながら迷ってたら、公式とつながっていたチケットマスターが一時的にSold Out 表示になってしまい、慌ててseatwaveとviagogoを巡回しながら、思わずポチってしまいました。
viagogo で出ていたスタンディング席は額面£30に対し£35から£85までありました。
結局、私が選んだのは、値段が£45ですでにチケットが手元にあって即発送可能状態というチケットでした。
チケット代のほか、予約料+VAT、国際速達料、補償料などの手数料が£26もかかってしまいました。
即発送可能チケットだったので、購入後、UPSで2週間後に自宅にチケットが届きました。
まとめ
- 小さな街の会場は最前列を狙いやすい
- 現地のファンと仲良くなり交流できる
一人で海外までライブを観に行っても、一人だけに現地のファンとも交流しやすく、普通の観光旅行だけでは味わえない楽しみを体験できます。
ただ、帰りはあまり遅くならないように、自己責任で気をつけてホテルへ帰って下さいね。
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2011年 イレイジャーのライブ&アフタヌーンティー教室の旅
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