2010年12月に行われた Simply Red(シンプリーレッド)のロンドンO2での最終ツアーの現地観戦。
雪で混乱するロンドン市内、イギリス全土、他のヨーロッパ諸国の交通状況を伝えてるニュースをホテルの部屋のTVで観ながら、ライブが無事に行われるか心配していました。
こんな悪天候の時に公演や試合などのイベントがある場合の、会場まで出かけて良いかどうかの判断基準はどうなのでしょうか?
その辺の事情と、ロンドンO2内のスタジアムグルメのお味、そしてシンプリーレッドのライブ会場内の会場の様子と、ライブの様子、セットリスト、チケット購入先などをレビューしていきます。
今後の遠征旅のご参考にして頂ければ幸いです(^^♪
悪天候時のイベント決行判断条件
ライブの当日は、まだ余裕で朝からビクトリア&アルバート博物館を見学していました。
ですが、雪の降り方が酷くなってくるにつれて、館内のお客さんの数も徐々に減り、館内のボードには現時点で動いている地下鉄の線がリストされ出しました。
そんな中、私も「これはライブどころかホテルにも戻れなくなるのでは!?」と焦りが出てきて、急いで出て地下鉄に飛び乗りホテルに戻りました。
ホテルに戻ってからは、ライブ開始2時間前くらいまで、ずっとテレビで天気予報や交通情報をチェックしました。
夕方の時点で、O2アリーナまで行くジュビリー線は無事に動いてるようだったので、とりあえず出かけてみました。
こんな雪の日の公演が行われるか否かは、当日の会場までのバスや地下鉄などの公共交通機関がストップしていないか否かによるそうです。
ちなみにこの日からヒースロー空港は閉鎖、ユーロスターは止まっていました。
ロンドン郊外や近隣諸国からライブを観に来る予定だったファン達は、ライブの延期か中止を求めていたようですが、ライブは決行され、払い戻しもなかったと後で聞きました。
O2アリーナ
会場 | O2アリーナ(The O2 arena) |
最寄駅 | 地下鉄ノースグリニッチ(North Greenwich)駅 |
収容人数 | 23,000人 |
開場 | 2013年 |
住所 | Peninsula Square, London SE10 0DX |
電話 | +44 20 8463 2000 |
URL | https://www.theo2.co.uk/ |
O2アリーナ(The O2 Arena)は、ノース・グリニッジにある大規模娯楽施設The O2にある、最大収容人数23000人のヨーロッパ最大のアリーナ。
2012年のロンドン・オリンピック、パラリンピックの会場として使われ、ブリット・アワード、ナショナル・テレビジョン・アワードの授賞式会場としても使われています。
地下鉄ジュビリー線でO2アリーナへ
確かにジュビリー線は動いていましたが、間引き運転中で、車内はなかなか混んでいたので、ウォータールー駅からノースグリニッチ駅までずっと立ったままでした。
ノースグリニッチ駅から出たところで、O2アリーナへ向かう人達が大勢いたので、かなり安堵しました。
ロンドンO2アリーナは、2007年に開場したアリーナスタジアムで、収容人数は20,000人、こけら落とし公演はボン・ジョビの公演でした。
ライブのほか、テニスのTPワールドツアー・ファイナルやNBA公式戦などのスポーツイベントや世界規模のコンベンションなどにも利用される会場です。
会場の構図イメージとしては、日本のさいたまスーパーアリーナのような感じですが、キャパ的にはもう少し小さく、日本武道館より少し大きいかなという感じです。
O2の中には、アリーナの他にインディゴという別のライブ会場や音楽ミュージアム、レストラン&パブ等の店舗が沢山入ってて、ちょっとした時間潰しにもなります。
グッズ売り場は会場入口の外の左側にありましたが、今回はチケット代に投資してしまったんで、グッズはスルーw
スタジアムグルメ:べジバーガー
スタジアムグルメが好きな私は、どうしてもアリーナの中のものが食べたくて、こちらで腹ごなしを。
この売店に並んでいる人でのほとんどはビールのお客さんです。
ベジバーガーというイギリス的なメニューを見つけ、思わずお試し。
べジバーガーの見た目からは、まだそのお味はわからず。
ですが、一口目ですぐわかりました。
「そうだ、私が居るここはイギリス…。」
冷たいバンズ、野菜、チーズに、温くて大豆のモッサリ感だけが際立つ無味なパテ。
こちらのべジバーガーは大失敗でしたw
「味付けは自分でご自由に」という典型的なイギリス式なお店です。
その分、ミルクティーとチップスが最高に美味しく感じました(爆)
O2アリーナでライブやスポーツ観戦する際は、アリーナの外に美味しいお店が沢山あるので、食事はそちらで済ませて下さい!
アリーナ内の売店で買うのはビールのみにしときましょう。
O2アリーナのアリーナ席
O2アリーナ2階席からステージを観た様子。
とても丁寧で親切なO2アリーナのスタッフに席まで誘導して頂き、開演50分くらい前に自席に着席しました。
ガラ~ン。
アリーナの席でしたが、シンプリー・レッドなので(笑)スタンディング仕様ではなく座席でした。
アリーナの中央寄りの左側のL列の席だったので、ステージから上の写真くらい離れていましたが、アーチストの顔の表情はちゃんとわかりました。
今回、私が購入したアリーナの席はVIP席・ご招待席だったらしく、前座が終わってもまだガラーンとしたまま。
メインアクトのシンプリー・レッドが登場してしばらくしてから満席になるという具合でした。
そのせいか、席周辺の客層も40~60代くらいと比較的高め。
その上、ご招待席だったであろうかということもあり、とても優しく声をかけてくれる人達に囲まれ、特に不快な思いをすることなく、落ち着いてライブに集中できました。
前座(Marcy Gray):20:00頃
会場全体の6割くらいが埋まってきた20:00頃から、前座のMacy Gray(メーシー・グレイ) がステージに登場。
前座なので、聞き入っている人もあまりいなく…。
ご本人も「みんな私のこと知らないだろうけど、カリフォルニアからわざわざ来たんで、聞いていってね~」と、涙ぐましく呼びかけていたメーシーさん。
シンプリーレッド:21:00頃
前座が30分、そのあと30分間が空いて、客席がほぼ100%埋まった21:00頃にシンプリーレッドが登場。
デビュー当時からレコードやCD等の音より、ライブでの音の方が数倍良いシンプリー・レッドのライブ。
毎回、音源録っても良いくらいの出来で、セットリストもメリハリがあって、なかなか良く練られていました。
12/8のセットリスト
12月18日のセットリストです。
翌日のラストのライブより6曲少なかったのです・・・(涙)
- Come to My Aide
- Fake
- Trill Me
- Your Mirror
- So Not Over You
- A New Flame
- Night Nurse
- For Your Babies
- Say You Love Me
- If You Love Me
- If You Don't Know Me By Now
- It's Only Love
- Sunrise
- The Right Thing
- Money's Too Tight
- Ain't That a Lot of Love
- Fairground
Encore:
- Something Got Me Started
- Holding Back The Years
パワーアップされてたロンドンO2公演
デジカメでの撮影OKでしたが、な~んと私、こんな時にカメラを持って行くのを忘れてしまった…( ;∀;)
大~好きな「Stars」が、アンコールではなく本編後半という意外と早く出て来たので、ちょっとどうなのかと思いましたけど、
ここら辺での大声シンガロングのピークが来てくれて、こちらの喉にはちょうど良かったようですw
「Fairground」で本編の締めくくり。
ご招待席エリアもこの辺から盛り上がってきました(遅いだろって!)
ラストはやっぱり「Holding Back The Years」をアカペラで独唱。
なんか、また再結成してくれるっぽい雰囲気を醸し出しながら公演終了。
9月の日本でのライブとは数倍もパワーアップした内容で、メンバーと現地観客の盛り上り度も格段に違っていました。
ホテルに着いたのは結局24:00近くになってしまいましたが、この夜もジュビリー線は動いていたのでラッキーでした。
もしライブ中にジュビリー線まで止まってしまっていたら、一体どうなっていたんでしょ?
チケットは二次販売サイトで購入
2010年のインプリ―・レッドの日本公演を観た感動で、「ロンドンである最終公演も絶対観たいー!」と勢い余って取ってしまった今回のチケット。
このチケットの購入先は、公式ではなく、巷では良い噂より悪い噂を良く聞く、いわゆる「ネットダフ屋」とも言われているチケット二次販売サイトで購入しました。
二次販売サイトを使った経緯
ロンドンO2でのシンプリー・レッドのライブのチケットですが、結構、寸前まで行くかどうか迷っていたので(これはいつもですねw)、当然、公式サイトでは Sold Out。
で、次に探したのが、チケット二次販売サイトである seatwave* と viagogo。
この2つで売りに出さているチケットの席と価格を比べながら、結局、seatwaveで買うことに決めました。
私が選んだ席は、最後のライブなんでってことで、少しだけ張り込みアリーナの前からL列目を購入。
チケット発送先をホテルに変更
この席、やはり関係者席の開放席だったらしく、チケットの発券が公演日1週間前になってしまいました。
なので、私の渡英日までの自宅郵送には間に合わず、発送先を滞在先ホテルに途中で変更して、ホテルチェックイン時に無事に受け取りました。
このときが二次販売サイトを使うのが初めてだったので、そもそもチケットはいつ発券されて、いつ発送されるのかがもの凄く心配で、何度も searwave にメールで問い合わせをしてしまいました(汗)。
「seatwave」 のカスタマーサービス
seatwave のカスタマーサービスは、私の度重なる問い合わせに対して、毎度、1~2日以内には返信があったので、だんだん不安も小さくなりました。
*seatwaveは2018年11月は親会社のTicketmasterにより閉鎖され、Ticketmasterの中に「Fan-to-Fan Ticket Exchange」を立ち上げました。
日本語サイト「viagogo」がおすすめ
チケットの二次販売サイトとしては、viagogoの日本語サイトが便利です。
今回使った seatwave とほぼ同じシステムで、取り扱うイベントのジャンル数や種類、取引手順、カスタマーサービスの内容などもほとんど変わりません。
万が一、主催者側の理由でイベントが中止されたり、出品者の都合でチケットがキャンセルされたり、受取れなかった際にも補償してくれます。
日本で観たライブを現地でも観たい!
日本で観れないライブを現地で観たい!
チケットはなくても、こんな観たい気持ちがあれば、チケットはどうにかなります(^^♪
あとは予算と休みの都合をつけるだけ。
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2010年 シンプリーレッドの最終ライブを観に行った旅
2010年の12月、年内で活動終了が決まっていた、デビュー当時から大ファンだったシンプリーレッドの来日ライブを観に行ってきました。 それからというもの、どうしてもロンドンの最終公演にも行きた~い、とい ...
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