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2018ロシアW杯旅行記

ロシアの夜行列車(ロシア国鉄RZD)は想定外に快適

投稿日:2019年5月19日 更新日:

ロシアW杯の時、モスクワからサランスクとボルゴグラードへ移動の際に利用したロシア国鉄(RZD)の夜行列車。

国内でも寝台車に乗ったことがなかったのに、ロシアの夜行寝台列車に乗るってどんなもんなのか!?とあらゆることが謎だったんですが、思いのほか快適でとても良かったです。

ロシア旅とえば、列車旅なんだそうです。

ほぼ時間通りの運行、悪くなかった治安、寝心地良いベッド、掃除が行き届いたトイレなど、こんな快適だったら、無理にバカ高いロシアの国内航空券(W杯時だったので)にこだわらなくても良かったなーと。

ロシアW杯時のFIFA無料列車の予約

ロシアW杯時は、モスクワから目的地への直通FIFA特別列車しか乗らなかったんですが、通常の夜行列車で他の地域に寄る別ルートもあれこれ調べてみると価格もお安く、選択肢も豊富なので、ロシア列車旅もいいなーと思ったりしました。

FIFAによる無料の夜行列車がチケット購入者向けに提供されたロシアW杯時には、特設HPから予約しました。

早めに試合チケットを手配できなかった人達は、このFIFA特別列車の予約が取れず、高い航空券や通常の夜行列車を取るしかなかったようです。

この予約システムも、特にロシアだからといって面倒だとか、わかりずらいということはなく、逆にとても簡単に予約が出来てしまいました。

ロシアW杯時のFIFA無料特別列車は全て2等車でした。

ただ、2等車といっても、モスクワーサンクトペテルブルグ間で運行された最新鋭のダブルデッカー車から冷房が効かない車両までピンキリだったようです。

幸い、私が利用した車両は全て冷房が効いていましたw

通常、チケットはロシア国鉄公式HPから購入

通常は、このロシア国鉄サイトの公式HPであるRussian Railways (RZD)で、英語モードに変更してから購入します。

*モスクワーサンクトペテルブルグ間のレッドアロー号は別サイトになります。

購入方法は、まずこのページで出発駅到着駅片道(上段)か往復(下段)日付を入力して該当列車を検索します。

座席クラスは1等、2等、3等の3種類

検索が済むと、該当日の指定区間の列車が0:00からずらっと表示されます。

座席は1-2人部屋の1等、4人部屋の2等、開放寝台の3等の3種類です。

1等の一人部屋を選びたいところですが、列車によっては二人分からしか予約出来ない列車もあったり、二人部屋を予約した時に男性と相部屋になってしまう場合もありますよね。

なので、2等の4人部屋か3等の開放寝台の方が安心だということで、一人旅には人気なようです。

各座席の価格(参考)

各座席のお値段ですが、0:44 モスクワ発、9:05 サンクトペテルブルグ着の列車の値段を例に値段をみても、1泊のホテル代が節約できることも考えれば、1等車を2人分買ってもいいかも。

  • 1等(1-2人部屋):6,300₽(¥10,709)
  • 2等(4人部屋):2,889₽(¥ 4,910)
  • 3等(開放寝台):2,628₽(¥ 4,468)

座席クラスを指定したら、次に客室と寝台を選びます。

下段(Lower)より上段(Upper)の方がお安いです。

下段の方がトイレも行きやすいし、コンセントも近いので便利ですが、上段の方が自分のペースで上に籠ったり、下に降りたりできるので楽という意見の人もいましたね。

支払い方法とキャンセル方法

支払いは、日本発行のクレジットカードも普通に使えます。

チケットの受け取りはEチケットになりますが、スマホのEチケット画面でもOKだったという人もいました。

万が一の場合のチケットキャンセルは、「マイアカウント」→「Обновить статус заказа」→「make refund」→「refunded」で。

外国人はパスポート番号などの入力が必要です。

*ミドルネームには「-」を必ず入力。

なお、チケットの予約は60日前から可能です。

乗車 モスクワのカザンスキー駅(Kazansky)

モスクワのカザンスキー駅、ベラルースキー駅、パヴァレツキー駅、サランスク駅、ボルゴグラード駅、Gryazi-Voronezhskie駅(途中下車のみ)を利用しましたが、大体、大なり小なり駅の構成は同じ感じだと思います。

駅構内

駅の地下に、チケット売り場、荷物預り所(有料)、両替機、カフェ、売店、お土産屋、自動販売機、トイレ(有料、W杯観戦チケット保持者は無料)、シャワー(有料、駅による)などがあります。

地下からホームのある地上階へ移る場合、または外からホーム内へ入る場合は、必ずX線セキュリティチェックがあります。

他の欧州諸国での駅と同様、ホームへの改札はありません。

モスクワのカザンスキー駅には、ホームも広く、カフェや売店が沢山あります。

「FIFA」と表示された列車が多かったので、ホームもユニホーム着た観戦客でごった返し。

オレンジのシャツ着た人はW杯のボランティアの人。

モスクワーボルゴグラード間往復で利用したモスクワのパヴァレツキー駅(Paveletskaya)は少し小さめで、地下鉄へ抜ける通路はゴチャゴチャ混み合います。

ドモジェドヴォ空港からのアエロエクスプレスもパヴァレツキー駅に到着します。

モスクワーサランスク間で乗った列車。

モスクワーボルゴグラード間で乗った列車。

サランスクーモスクワ間で乗った列車。

ボルゴグラード駅のロビーというか待合室。この駅の地下にはシャワー室もありましたが、長蛇の列でした。

車内

各車両に乗務員(ほとんど女性?)がいて、Eチケットとパスポートを確認します。英語は話せない人がほとんどのようでしたが、皆さん、とても親切で一生懸命でした。

W杯の時は、ボランティアの人達がヘルプしてくれてました。

客室

列車内には時刻(全地域においてモスクワ時間が基準)と温度表示があります。列車の冷暖房は、列車が発車してからオンになり徐々に効いてきます。

列車が発車した後、乗務員が各部屋をトイレの使い方、ごみの捨て方、食堂の場所、お土産やお茶のオーダーなどの列車での過ごし方の説明をしに回ります。

ロシア語ですが、何となく言ってることは身振り手振りでわかりますw

机の上に上段と下段のシーツ、毛布カバー、枕カバー、ハンドタオルがまとめて袋入りで置いてあります。

枕と毛布は上段にまとめて置いてあります。

早めに乗り込んだら、駅の明かりで明るいうちにさっさと座席の背もたれを倒してベッドメイクをしてしまいます。

狭そうに見えるけど、意外と大丈夫なベッド。高反発か!?と思う程の程よい硬さとクッション具合と、ゴトンゴトンという列車の程よい揺れで、思ったより寝心地良く寝れました。

コンセントはテーブルの下に2つあるので充電には困りませんが、同室者との譲り合いが必要。

Wi-Fiのマークが付いていましたが、途中の市街地付近で停車した以外は、ほとんど通じませんでした。自前のWi-Fiもほとんど同じ状態でした。

下段のベッドの下に、スーツケースが2つ入るくらいのスペースがちゃんとあります。

ハンガーもあります。

基本、ドア(鏡になってます)は締め切ります。鍵もかかります。

毎回、男性と同室でしたが、危ない感じになったことはなく、毎回、和やかに過ごせました。

心配な場合は、乗務員室の隣でトイレも近い部屋を予約するのも良いかと思います。

上段へは入り口付近にある取っ手を引き出すと出てくる階段で。

かなり面倒なので、女性は下段の方が良いですね。

トイレ

トイレにはペーパータオルや消臭スプレーも置いてあります。

トイレを流すときは、下のレバーを踏むと水が流れてきます。

乗務員がこまめに掃除をしてくれているので、比較的いつもきれいですが、使用したトイレットペーパーが流せないのと、トイレや洗面台の使い方がかなり適当な人がいたりするとすぐに臭く汚くなるので、あまり使いたくありませんでした。

途中停車

途中の大きい駅では30分程停車します(車内に旅程表が掲示されてます)。

駅の売店もいくつかあるので、追加の飲み物や食料を調達することができます。

ロシアのクッキーは美味しいんです。ぜひ、お試を!

ロシアのアイスも美味しいんですよ。そんな美味しいアイスのラインナップも豊富です。

駅舎内にはトイレもお土産屋もあります。

列車は本当に車両が多く長いので、自分の車両までの距離を考えて早めに戻ります。

食事など

車内には食堂車もありますが、残念ながら私は使うチャンスを逃しました。

それ以外の車内販売はRZDオリジナルグッズ、W杯公式グッズ、お菓子、お土産などの他、カップ麺などもありました。

ミネラルウォーターは乗務員室まで貰いに行きます。

乗務員室の前に熱湯が出るサモワールがあります。

サモワールのお湯で食べるカップ麺。

日本からカップ麺をいくつか持って行ったんですが、同じ列車に乗った日本人サポーターの人達の話を聞くとロシアのカップ麺もなかなか美味しいものも多いようです。

せっかくだったから現地のスーパーや寝台列車の中で販売されていたものを買って食べてみれば良かったなー、と少し残念に思いました。

到着

列車が駅に着く前、乗務員が「もうすぐ着きますよ」と言って回るので、使用したシーツや毛布などを畳んでまとめておきます。

程なく乗務員がシーツなどを回収しに来ます。

***

乗る前は心配だったロシアの夜行列車ですが、乗ってみればフランスやイタリアの列車にあるような危険な香りは全然なく、とても快適で、また絶対!ロシアで鉄旅をしようと思いました。

再度、要注意なのが、ロシア全域のRZDの時間表示は全てモスクワ時間なことですね。

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