今回のモスクワ遠征旅で泊まったホテルはメトロポール・ホテル・モスクワ(The Metropol Hotel Moscow)です。
ホテルメトロポールは1905年に創業、ロシア革命の舞台にもなった歴史ある名門ホテルで、世界中の著名人が泊まっています。
欧米のチェーンホテルではなく、出来ればソ連色が強いロシアの歴史あるホテルに泊まってみたいこともあり、メトロポールを選びました。
ここではメトロポールのスタンダードダブルの部屋と、朝食ビュッフェのレビューです。
今後のモスクワ旅行の参考にして頂ければ幸いです。
ホテル メトロポール モスクワ
1905年創業の老舗、ロシア革命の際の革命議会の会場、革命直後には全ロシア中央委員会が置かれ、レーニンやスターリンなどのソビエト最高幹部が居住して執務をしていたソビエト連邦最盛期の古い趣がまだまだ残っているホテルです。
会場 | ホテル メトロポール モスクワ(Hotel Metropol Moscow) |
最寄駅 | 地下鉄チェアトラーリナヤ(Teatral'naya)駅(徒歩2分) |
星 | 5つ星 |
部屋数 | 391室 |
開業 | 1905年、2011年改修 |
住所 | 2 Teatralny Proezd, Moscow, 109012, RUSSIAN FEDERATION |
電話 | (7) 4995017800 |
URL | https://metropol-moscow.ru/en/ |
建物はアールヌーボー様式の5階建て。
ホテル正面のファサードの上部外壁には、画家ミハイル・ヴェルベルによる「眠れる森の美女」のモザイク画が施されてます。
通りの向かい側にはボリショイ劇場。
地下鉄チェアトラーリナヤ駅は通りを挟んでほぼ真向い。
赤の広場へも徒歩5分という華やかな立地です。
ロビー
入口には普段着のセキュリティのスタッフが常に2人いました。
正面の入り口を入ると、いきなりこの階段をスーツケース持って登らなければなりません。
入り口に立ってる2人はドアマンでもベルボーイでもなく、ただのセキュリティみたいなので、荷物を持つのを手伝ってはくれません。
その階段を上がったちょっと落ち着かない感じのところがティールームです。
ロシアン・アフタヌーンティーが楽しめます。
広いロビーでのピアノ演奏は日中続きます。
ロシアを感じさせる広いロビー。
フロントやコンシェルジュは皆、愛想も良く、ちゃんと英語を話し、チェックインや滞在登録証の受け渡しもとてもスムースでした。
レストランや清掃スタッフなどは英語はほぼ話せないと思っていおいた方が良いです。
アール・ヌーボー様式
美術史好きにも必見なホテルの館内です。
館内はアール・ヌーボー様式のデザインで装飾されています。
各階のエレベーター前のロビーもだだ広い。
階段の周りには、これまでのホテル、ホテルの歴代関係者、これまで宿泊した国家元首、王室関係者、財界人、文化人、その他著名人の写真がスラリと並んでいます。
馴染みのある芸能人の写真も沢山並んでいるので、時間がある時に見て回ると面白いですよ。
マイケル・ジャクソン、エルトン・ジョン…
レーニン、スターリン、トルストイ、毛沢東…
日本からは橋本元首相や麻生さん…
先日は安部首相ご夫妻も宿泊したそうです。
本当にだだ広い館内で、エレベーターから部屋に多とりつくまで、広すぎる廊下を歩くこと歩くこと約1分。
ホントに広いんです。
何回かドアを開け開け、やっと部屋に辿り着きます。
スタンダードダブル
泊まった部屋はスタンダードダブルで、一番お得なレートのお部屋です。
重厚感を感じながらも、とてもスッキリして過ごしやすい客室でした。
ちなみに、スイート以上の客室には重要文化財として登録されている価値あるアンティーク装飾品で飾られているので、余裕があったらぜひスイートに。
デスクライトOK。
TVはNHKも観れました。
ですが、海外では意味わからなくても現地の番組を流しておく方が面白くて好きです。
左下のキャビネットは冷蔵庫(有料ドリンクで一杯)になっています。
ティーセット
湯沸かしポット、無料のミネラルウォーター、ティーセット、有料スナックセット。
ティーセットの中の紅茶(ブラックティー)がめちゃくちゃ美味しくて、さすが紅茶の国ロシアの紅茶だなとちょと感動しました。
ダブルベッド
ダブルベッド自体は硬さも適度で、とても快適でした。
夕方のターンダウンサービスの時に、ベッド脇にミネラルウォーターとメトロポールのチョコレートを数個置いてくれました。
1人だったから十分に余裕がある広さで快適でしたが、2人では少し狭いかなと思います。
スタンダードレベルの部屋だったので窓の外はこんな残念な感じですが、このもー少し先が赤の広場辺りです。
バスルーム
バスルームは少し古さも感じました。
バスタブの大きさや深さ、シャワーの水圧、タオルの数など、使い勝手は悪くはありませんでした。
4本のミネラルウォーター、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、シャワーキャップなど。
アメニティのブランドは大好きなイギリスのフローリス(^^♪
このフローリスのOEMアメニティですが、これが思いのほか使い心地が良く、剛毛な私の髪が柔らかくてサラサラになりました。
1セット持ち帰って水が違う日本でも使ってみましたが、使い心地は変わらず絶品。
今ではたまに伊勢丹で購入しています。
古いホテルだけあって、ドライヤーは壁に備え付けタイプでした。
体重計はありました。
さすが5つ星ホテル。
バスローブは比較的薄い生地でしたが、意外と着やすかったです。
ちゃんとエマージェンシーボタンもあり。
クローゼット
クローゼットの大きさも1人だったら充分な大きさです。
もちろんセイフティボックス、使い捨てスリッパ、傘もちゃんと完備。
朝食ビュッフェ
ホテルメトロポールの朝食ビュッフェにはキャビアとシャンパンがあることでも有名です。
朝食ビュッフェ会場はロビー横のバーの隣の大ホール「Metropol Hall」です。
朝食なしの宿泊プランでしたが、朝食は前払いでも後払いでもさほど割引の差はないサービスなので、1日だけこちらで朝食を頂きました。
ここメトロポールでの朝食の会計は、部屋番号を知らせて、チェックアウト時にまとめて清算するタイプではなく、食事の前に、テーブルに案内されたら直ぐのお会計になります。
朝食はビュッフェとアラカルトの2通り。
でも、やっぱりここに来たら豪華で有名なビュッフェを選びますよね。
有名な朝食会場
高い天井には豪華なステンドグラス。
なんとハープの生演奏もある。
朝食会場のほか、国際会議や展示会場としても利用されるモスクワでも有名な朝食会場のレストランです。
シャンパンやキャビアも
西洋料理、ロシア料理、中華料理などバラエティ豊かで豪華なメニュー数。
さすがロシア。
肉、魚、卵、乳製品、フルーツなどは特に美味しかったです(全部ですよね^^;)。
シャンパンも!
キャビアもいくらもありました。
でも、サラダの種類は少な目。
ご飯もあるんです!
トマトも美味しく。
卵料理やブリヌィ(ロシア風パンケーキ)もその場で焼いてくれます。
お醤油も、イクラも、ご飯も揃ってるので、イクラ丼が食べられます。
お皿がすぐに下げられるので注意
まず、トマトジュースとフルーツで生酵素を摂取。
その後、焼いていただいたミックスオムレツを頂きました。
ロシアの卵の黄身は日本や他の国で食べる卵とは餌が違うみたいで、白っぽいんですよね。
豪華な料理を一通りお試ししてみようかと思っていましたが、これだけでお腹一杯になってしましました。
スモークサーモンはやっぱりブリヌィと一緒に巻いて食べた方が良かったですね。
デザートはロシアブランドのヨーグルトをチョイス。
チーズとか、ミルクとか、ヨーグルトとか、ロシアの乳製品は本当に美味しいです。
ここのホテルに限らず、ロシアのレストランあるあるなのですが、お皿に食事が残っていても、サッサかと下げられてしまうので注意が必要です。
まとめ
- ロシア革命で使われた名門5つ星ホテル
- 各界有名人御用達ホテル
- 地下鉄チェアトラーリナヤ駅から徒歩2分
- ボリショイ劇場から徒歩2分
- 赤の広場へ徒歩5分
- 朝食ビュッフェにキャビアとシャンパンあり
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