UK音楽ファンだったら、イギリス旅行の際にはぜひマンチェスターに行って、マッドチェスターの聖地を巡るマンチェスター・ミュージックツアーをすることをおすすめします。
今回は半日で一度に回れるスポット、ハシエンダ(The Haçienda)、G-MEX、そしてブリッジウォーターホールに行ってきました。
今後のイギリス旅行の参考にして頂けたら幸いです。
ハシエンダ
ハシエンダは1980年代のマッドチェスター音楽ムーヴメントの発祥の地で、アシッド/ハウスミュージックのメッカともなった世界的にも有名だったクラブでした。
そのハシエンダのビルへはディーンズゲートキャッスルフィールド駅で降ります。
すぐ左手に見えるこの茶色いビル。
このビルがマンチェスター・ミュージックツアーで欠かせない場所となっているハシエンダです。
今はマンションなので中には入れません
現在は同じ「ハシエンダ」という名前のマンションになっています。
ビルの裏側のプレートは必見です
ビルの裏側へ回ると、ハシエンダで公演したバンド名が刻まれたプレートが並んでいます。
トニー・ウィルソンらが作ったファクトリー・レコード。
1982年にショールームだったところを買ったところで、ツアーで忙しく実質、内情について感知し難く、何となく経営に加わってしまったニューオーダー。
必要のない巨額なリフォームの継続、音響システムやお酒などの仲間内での横流しなどで、ニュー・オーダーがツアーで稼いだお金が、湯水のように使われたクラブ。
ドラック、傷害、発泡事件などが多発するようにもなってきて、経営も治安も誰にもコントロールができなくなってきて、1997年に閉鎖した伝説のクラブでもあります。
モリッシーやジョニー・マーのいたザ・スミスも、1983年には3回のギグ(ライブ)をしていました。
イレイジャーもあった!
そうそう、マドンナの欧州初ライブ地もこのハシエンダだったそう。
こんな感じで、並ぶプレートをじっくり見て回ろうとすると、ちょっと時間かかります。
こちらの裏側の運河沿いはのどかな雰囲気で、そこら辺に座ってコーヒーを飲んでる人達も何人かいました。
G-MEX
そして、駅の反対側に見えるG-MEX(Manchester Central Convention Complex)へ、ちょっと通り抜けるのがちょっと怖かった寂れた感じの倉庫街を歩いて行ってみました。
G-MEXは、ハッピー・マンデーズ、オアシス、U2などもギグをしたことがある、収容人数が9,000人規模の会場です。
今ではトレードショーなどのイベント会場になってるそうです。
ザ・スミスは1986年、モリッシーは2006年にこの会場でギグをしています。
ブリッジウォーターホール
その向いにあるのがブリッジウォーターホール(The Bridgewater Hall)。
BBCフィルハーモニックなどクラッシックなどの公演が多いホールですが、2006年にはモリッシーのギグもありました。
Victoria BridgeやAnn Coatesには体力の限界で行けず…。
残念。
まとめ
マンチェスター・ミュージック・ツアーズという、ミニバスでマッドチェスターの聖地を巡るツアーもあります。
旅行のスケジュールと上手く合えば、このバスツアーを利用すれば効率よく、スミスやニューオーダーのゆかりの地を訪れることができますね。
自力半日コース
- ハシエンダ
- G-MEX
- ブリッジウォーターホール
- リッツ
自力半日コース
- サルフォード・ラッズ・クラブ
- キングスロード384
- アイアンブリッジ
自力1日コース
- ハシエンダ
- G-MEX
- ブリッジウォーターホール
- リッツ
- サルフォード・ラッズ・クラブ
- キングスロード384
- アイアンブリッジ
ただ、希望のコースに参加できない場合は、せっかくなので自力で可能な範囲だけでも回ることをおすすめします。
なかなか楽しそうなバスツアーにはいつか参加してみたいですね。
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