2013年5月のイギリス旅行の時期、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)で、デヴィッド・ボウイ回顧展「David Bowie is」が開催されていました。
いつも話題の企画展を催すことでも有名なV&Aですが、このボウイ展はV&Aの歴史上で最もチケットが売れた企画展ということで前売りチケットは完売。
偽チケットも出回り、オークションでチケットが高値で取引されてたほどの大人気でした。
それが、偶然にもこの企画展を観ることができたんです!
偶然にも「翌日券」が買えました
それだけ人気でチケットが無くて観れないことはイギリスに来る前からわかっていたので、なにか記念グッズだけでも買って、カフェでランチして帰ろうと思ってただけでした。
ですが、グッズ売り場へ行く前に、噂のデヴィッド・ボウイ展の混み具合を見学しに行ってみたら、専用入口のスタッフが「今日のチケットは受付に行って聞いてみて」とお客さんに話してるではないですか!
そして正面入り口ロービーのチケット売り場へ行ってみると行列が出来ていたので、思わず一緒に並んで前の人達の様子をうかがってみると、なんと、翌日以降の当日券を発売していました。
結果、翌日の15時から、OMDのライブに行く直前の時間からの入場チケットが取れてしまいました♪
「David Bowie is」の様子と感想
この企画展は時間制で、入場時間がチケットに書かれているのですが、一旦中に入れば好きなだけいてもいいので、結構、中は混雑していました。
まず、入口でオーディオガイド(無料)を受け取り、そのガイドを聞きながら順路に従って進んでいくんですが、そのオーディオガイドも展示スペースの内容によって臨場感あふれる演出の音楽や解説が流れ出すのです。
展示物は博物館初3Dサウンドステージを使ったものだったので、展示物を見て回るっているというより、テーマパークで遊んでるような参加型イベントになっているようでした。
企画展内は撮影禁止でした。
展示スペースは、
- ボウイ誕生~歌手デビューまで
- 作曲・作詞についての資料、衣装、舞台セット、アルバムジャケット、写真、ミュージックビデオなど
- 出演映画のダイジェスト版上映エリア
- 代表曲7曲のライブ映像を巨大多面スクリーンで疑似ライブ体験できるエリア
に区分けされていました。
(1)~(3)までのテーマパークエリアで、すでにボウイの多才・奇才・天才・アヴァンギャルドさは体感できましたが、その後の最終スペースの(4)での疑似ライブ体験エリアの臨場感がとにかく圧巻だったのです。
正直、私、それまでフォローはしてたけど、そんなに大ファンというほどでもなかったデヴィット・ボウイですが、ここのエリアに約2時間滞在していただけで大・大・大ファンに変身してしまいました^^
とってもセクシーなライブ映像からは、意外にもボウイの音楽への真摯さがシンプルに伝わって、何だか知らないうちに大感動。
なんだこの企画展は!
天井までの巨大多面スクリーンが約120度に設置されていて、その中に大きなソファーなどがいくつも設置。
そこで皆座りこんだり、立ちすくんだり、ダンスしながらず~っと一緒に歌ってる中高年が芋洗い状態で、とにかく皆、全く動かず、帰らないのです。
ボウイ本人はこの企画展には一切関与してはいないけど、300点もの資料一式はデヴィッド・ボウイ・アーカイブからの厳選されたものだったそうです。
そんな想定外の感動に浸っていたら、あっという間にOMDのライブの前座がもう始まる時間になっていました…爆
購入したグッズなど
本当はカタログが欲しかったけど、ハードカバーで相当分厚かったので、適当に上の3点を購入しました。
Tシャツも買っときゃ~良かったなと、今更ながら大後悔しました。
カタログ代わりになる主な展示物のポストカード16枚セットとカード。
そしてゴールド・ディスクの中身は、なんミルク・チョコレートでした!
まとめ
- 完売した話題の企画展のチケットも購入するチャンスはある
- なにはともあれ、現地に行ってみるべし!
- 最悪でも記念グッズだけでも買えますから