イギリスのロンドンやブライトンから日帰り旅行にぴったりな場所に、中世の趣を保つ田舎町のライ(Rye)があります。
イギリス南東部の小さな町のティールーム巡りをしたかったので、アンティークの町ルイス(Lewes)、港町ウィスタブル(Whitstable)、漁村ワージング(Worthing)などを事前に検討。
これらの町の平均的な良さを兼ね備えてるライの街を日帰りで旅することにしました。
イギリスへの海外一人旅の旅レシピとして参考にして頂けたら幸いです。
ブライトン駅から電車で1時間半
ライへはブライトンから電車で約1時間半です。
ロンドンのチャリングクロス駅からだと乗換えを入れて約2時間です。
宿泊していた海辺近くのB&Bから、のんびり歩いてブライトン駅へ向かいました。
自動販売機で当日休日往復チケット(£15=約¥1,950)を買って、電光掲示板で発車時間と何番線(トラック#)かを確認します。
普通は8番線から発車するサザン鉄道に乗ることになります。
ブライトンからライまでの乗車時間中、この日は休日だったせいか席は空いてなく、ずっと立つことになってしまいました。
車内にはトイレもちゃんとありました。
羊もいる小さな田舎町
ライはイギリス南東地方で一番美しい町といわれている、中世に貿易港として栄えた港町です。
羊もいる典型的なイギリスの田舎の風景。
半日あれば町全体を歩ける
駅前にはわかりやすい案内があります。
とっても小さな可愛い町なので、ザっ~と町全体を半日もあれば良さそうなほどコンパクトな町です。
実は不倫カップルが好んで旅行する町としても有名らしいのですw
老舗ホテルのマーメイド・イン
この先の石畳の坂道は有名なマーメイド・ストリートになります。
この坂をずっと上ります。
ホテル名 | マーメイド・イン(The Mermaid Inn) |
最寄駅 | ライ駅(徒歩4分) |
星 | 3つ星 |
部屋数 | 31室 |
築年 | 1420年 |
住所 | Mermaid St, Rye TN31 7EY イギリス |
電話 | +44 1797 223065 |
URL | https://www.mermaidinn.com/ |
マーメイド・イン(この写真では右側)は18世紀に密輸業者たちの巣窟だったホテルで、予約も電話予約のみで、なかなか予約が取り難くくて有名でもあります。
部屋は少し傾いていたり、歩くとギシギシしたりして、歴史の重みを体感できるホテル。
エリザベス女王、エドワード王子、ソフィア・ローレン、チャーリー・チャップリン、ピアース・ブロスナン、セリーヌ・ディオン、ジョニー・デップなどなど、
沢山の世界中のセレブに愛されているホテルで、下のレストランも美味しいとのこと。
ホテル内は宿泊者以外も入って写真を撮ることができます。
ホテルの裏にはレストランがあるので、そちらでランチやお茶をするのも良いですね。
もちろん予約が必要ですよね。
アンティーク&ジャンク店
ライの町は、ルイスなど他のイギリス南東部の町と並んで、アンティークショップが沢山集まっている町としても有名で約30店舗くらいあるそうです。
私がライを訪れたのが11月初旬の週末というオフシーズンだったので、残念ながら多くのお店が閉まっているというとても残念な状態でした。
そんな少し寂しい状態のお店をザザっと見て回った感じだと、アンティークものを扱うお店よりテーブルウエアや雑貨系のジャンクを扱うお店が多かった気がしました。
こちらのお店はお客さんの出入りも激しく、ドンキみたいに所狭しといろんなものが転がっていたりする楽しい雑貨系のショップでした。
可愛いティールームも沢山
ライは小さい町ながら可愛いティールームが沢山あります。
店名 | サイモン・ザ・ピエマン(Simon The Pieman) |
最寄駅 | ライ駅(徒歩5分) |
時間 | 9:30‐17:00(月-金)9:30-17:30(土)13:30‐17:00(日) |
住所 | 3 Lion Street, Rye, England, United Kingdom, TN31 7LB |
電話 | +44 1797 222207 |
https://www.facebook.com/Simon-the-Pieman-109496315786376/ | |
URL | http://www.tea-room-guide.org.uk/ |
その中でも一番古いティールームがサイモン・ザ・ピエマン(Simon The Pieman)です。
ウィンドウから見ても、可愛くて美味しそうなスイーツが沢山。
店内も多くのお客さんで賑わっていました。
The Cobbles Tea Room(ザ・ゴブルズ・ティールーム)
店名 | ザ・ゴブルズ・ティールーム(The Cobbles Tea Room) |
最寄駅 | ライ駅(徒歩5分) |
時間 | 10:00-17:00(水-日)休(月・火) |
住所 | 1 Hylands Yard Off, The Mint, Rye TN31 7EP イギリス |
電話 | +44 7485 437893 |
https://www.facebook.com/thecobblesrye/ |
いくつかあるライの可愛いティールームの中から、まず一番有名なザ・ゴブルズ・ティールーム(The Cobbles Tea Room)に寄ってみました。
ゴブルズ・ティールームは、ライが取り上げられた雑誌やガイドブックなどに必ずと言っていいほど掲載されている、とても小さいけどとても有名なティールームです。
店内は午前中でもほぼ満席
午前中に訪れたにもかかわらず、店内はすでにほぼ満席。
運よく入口近くのテーブルが空いたので、なんとか座ることができました。
さ~て、どのケーキにしようかな。
キャロットケーキとダージリンティー
隣のテーブルのご婦人グループのアフタヌーンティーセットを覗き込みながら、しばらく悩んだ結果、キャロットケーキとダージリンティーを。
こちらのお店はとても狭いのですが、店員さんがのんびりタイプで感じが良かったので、それほど窮屈には感じず、ゆったりくつろげました。
ミディアムレア的な…
キャロットケーキ
もの凄いボリュームで、美味しいのは良かったのですが、写真でわかります!?
中がミディアムレアだったのです…。
懲りずにまた寄りたいお店
この日はちょっと失敗しちゃったんでしょうか?
キャロットケーキって、有名な美味しいお店でも焼きがイマイチなときが多かったりします。
次回はイギリスの王道ケーキであるビクトリアスポンジケーキを食べてみよう(^^♪
Swan Cottage Tea Rooms(スワンコテージ・ティールーム)
ライは坂が多い町です。
店名 | スワンコテージ・ティールーム(Swan Cottage Tea Rooms) |
最寄駅 | ライ駅(徒歩5分) |
時間 | 12:00-18:00(毎日) |
住所 | 41 The Mint, High St, Rye, East Sussex, TN31 7EN |
電話 | +44 1797 222423 |
URL | https://www.thisisleaf.co.uk/bold-st-menu |
2件目のティールームとして寄ったスワンコテージ・ティールーム(Swan Cottage Tea Rooms)は、1420年に創業された老舗のティールームです。
中世の趣を感じるお店の外観です。
ドールハウスのような店内
まるでドールハウスの世界のような可愛い店内です。
(ブレブレな写真ばかりでスミマセン...)
実際に行ってみると、この数倍可愛いです。
店主はまさかのコッツウォルズ推し
このお店の店主(中年女性)とライについていろいろ話したのですが、思わずその中で本音がさく裂w
「イギリスの可愛い田舎町として、ライとコッツウォルズはよく比較されるけど、ライの方が小さくて、季節によっては寂しくなちゃうけど、コッツウォルズは広いし、見どころが沢山あって、一年中観光客で賑やかで楽しいのよね。」
メニューは食事からデザートまで
メニューの数が多いので、お茶から食事まで大丈夫です。
ここの常連の女性によると、何でも美味しいけど、特にスープとケーキが絶品なんだそうです。
奥のドールハウスのような可愛い店内を撮影させてもらった後、お店の方のおすすめで、ゆっくり出来る窓辺の明るい方へ移動して、お食事タイムに。
タラの燻製のフィッシュケーキ
タラの燻製のフィッシュケーキ(£6.95)にしました。
フィッシュケーキとは、超簡単にいえばコロッケの中身の半分以上を魚のすり身にしたものです。
魚のすり身が多いからか、フワッとして、とっても軽くて、お腹一杯だったけど、あっという間に食べてしまいました。
ビクトリアスポンジケーキを食べたかったけど、本気でお腹がはち切れそうだったので止めときました^^;
まとめ
- ロンドンから乗換えを入れて約2時間
- ブライトンから電車で約1時間半
- 中世の趣がある小さな可愛い町
- アンティーク店やジャンク店が多い
- 可愛いティールームが多くて大人女子には危険
- 坂が多いが、半日あれば町全体を歩ける
- マーメード・インは必見
- 聖メアリー教会の上からの景色は必見